2014年10月8日水曜日

Billbergiaの変化

ビルベルギアは夏の直射日光に当てると焼けてしまうそうだ。

 ビルベルギアと過ごす初めての夏。試しに遮光しない環境で直射日光にガンガン当てた結果、いろんな変化が観察できた。
 特に変化の分かりやすかった、'Las Manchas'、'Poquito Blanco'、'Rings of Saturn'の3種を紹介する。


Billbergia 'Las Manchas'
8月中旬
全体的に赤茶色でスポットはまばら
まだ幼い様子の子株
10月上旬
子株が親株と同じくらいの大きさになった
葉は赤みが強まり鮮やかな桃色スポットが目立つ
 'Las Manchas'の親株はほとんど成長しておらず、色の変化もほとんどない。しいて言えば、筒の付け根の白いにじみが大きくなった。一方で、子株は大きさ、色の変化共に著しく、特に色は鮮やかで見栄えのする姿となった。



Billbergia 'Poquito Blanco'
8月中旬
鮮やかな緑に散らばる白いスポットが素敵
緑と白は1:1ぐらい?
10月上旬
うっすら桃色が出ましたが焼けました
白スポットがにじむように増え、鮮やかな緑色は失せました
 'Poquito Blanco'は焼けた。鮮やかな緑が失われ、白のスポットはにじむように広がった。葉のふちにうっすら桃色が伺える。個人的には8月中旬の色合いのほうが好き。



Billbergia 'Rings of Saturn'
8月中旬
緑の地色に白いライン
10月上旬
地色は赤紫色に、白いラインは心なしかくっきりに
白いスポットがちらほら
 'Rings of Saturn'は緑から赤紫色へ一変してしまった。何より驚きなのは、毎日見ていたのにも関わらず、写真で見比べるまで変化にまったく気付かなかったこと。アハ体験。また、ほんの少しだけ、スポットが現れてきた。“土星の環”っぽさが増したように感じる。


全体を通して

 今回、分かりやすく焼けたのは'Poquito Blanco'だけだが、他の種をよく観察してみると白いスポットの部分のみ焼けているものがあった。もしかすると、白いところは焼けやすいのかもしれない。だから白の多い'Poquito Blanco'は焼けてしまった、と。素人考えでは、黒のような色の濃い部分の方が焼けやすそうなイメージだから今回の結果には違和感があった。焼けやすさはビルベルギアの色の変化の仕組みが関わっているのかな。
 
 ビルベルギアは夏の直射日光に当てると焼けてしまうとのことだが、きちんと日光に当てることで色彩的な特徴が顕著に表れるそうだ。確かに、焼けてしまった種がある一方で、鮮やかさを増したり素敵な姿となった種もあった。
 来年はいくらか遮光した環境で育ててみようと思う。痛めちゃってごめん。

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