2014年12月1日月曜日

亀甲竜の実生 【播種後1ヶ月半】

 播種してから約1ヶ月半。発芽してから約1ヶ月が経ちました。だんだんと寒くなり他の植物はおとなしくしている中、ひょろひょろっと育つ姿はとても頼もしい。

発芽後1ヶ月

ハート♡

 現時点で4つ発芽しました。うち3つはハート型の葉っぱが開きました。わーい。すくすくと育ってくれることは嬉しいけど、この寒い時期に成長している様子には違和感を抱く。

ひょろひょろ〜

 光が差し込む窓の方向へひょろっと伸びています。徒長しているのか、だいたいこんなもんなのかよく分からない。光量不足は否めない。

もやしみたい

 いわゆる芋にはまだまだ遠い。今はまだ米粒程度。

どのくらいの寒さが良いのだろう

 これまではずっと外気温と同じくらい(10度前後)で育てていた。成長の様子は可もなく不可もなくといったところか。適温ならもっと早く育つのだろうか。亀甲竜の育て方を調べてみると、5度以上は保ったほうが良いようだ。これからは 5度を切るような日が続くから、5度以上を保てる工夫をしておこう。
 来春までにどのくらい大きくなるか楽しみ!

2014年11月10日月曜日

Billbergia”Poquito Blanco"が開花した!けどGoProでのタイムラプス撮影は失敗


Biilbergia"Poquito Blanco"の開花まで

Poquito Blancoの異変に気付いたのは10月5日。
ふと筒の中を覗いたら、筒の底に星のような形をした何かが・・・あ、これ花だ。
筒の底からニョキッ(見えない)
その後、ニョキニョキと伸び…10月28日には存在感抜群。
鮮やかなピンク色が期待させる
気付いてからちょうど一ヶ月が経過した11月5日の21時頃。
いよいよ開花間近か、隙間から花がチラ見えしている。


11月7日の夜、もうすぐ開花!
ピンクからニョキッと現れた黄緑と濃い青の蕾の存在感よ。


11月8 日の朝、起きたら開花してた!
こじんまりとしながらも鮮やかな紫色がキュートにクルッとして愛くるしい 〜


11月 9日の朝、起きたらさらに開花してた!
クルッとクルッと・・・はあ、美しい。

今回は二つ咲きました。

どうして花は"二つ"だったんだろう

Billbergia"Poquito Blanco"の花の参考画像を見ると、六つも花が出ている。しかし、自分のPoquito Blancoは二つだった。
この差の理由として、栽培環境が適切ではなかったため満足に花をつけることができなかったと考えられる。夏の直射日光で葉を焼いてしまったし、Poquito Blancoの体調が万全でなかったことは想像しやすい。
花の数が多いほど栽培が上手だとするならば、自分の栽培レベルはとても低いと言える。悲しいが現実!次に咲かせるときにはたくさん咲かせられるように、まずは焼かないよう日光をきちんと調整しよう。

自作マクロレンズを使ってGoProタイムラプス撮影に挑戦

GoProでタイムラプス撮影した結果。さっそく自作マクロレンズを使ってみたぞ!

【GoPro:TimeLapse】 Billbergia "Poquito Blanco"の開花

・・・失敗した。
原因は明らか。「Biilbergiaの開花が昼間だと思い込んだ」こと。
花が開く夜中に撮影してなかったから、パカーッと開く様子がまったく撮れていないよ!もう!でもせっかくだから動画は作った。

動画を作ってみたおかげで気付いたことは「時間経過が分かるようにしたい」ということ。動画では撮影した日付を入れたけど、できれば時間を表示させたい。タイムラプス撮影したすべての写真にタイムスタンプを入れた上で動画にすれば良いのかもしれないけど、簡単に実現する術を思いつかないので、今度撮影するときには背景にアナログ時計を写そうと思う。

まとめ

おおポキートブランコよ、なんて愛くるしい花だこと!
ひとつ目が真夜中に咲いた時点で気付けよ!
失敗ばかりだったけど、その分学びもあった!

ちなみに二つ咲いた花のうち、一つの花粉はごりごり雄しべに付けた。自家受粉するのかどうかは分からない。もう一つは切り取り乾燥剤と一緒にジップロックへ入れて冷凍庫で凍らせた。保存できるかどうかは分からないけど、ものは試し。
子株が出てくる様子がないのが不安だけど、これから出てきてくれると信じてる。

次はTillandsia duratiiが咲きそうなので楽しみ!

2014年11月6日木曜日

亀甲竜が発芽した【播種後15日目】

 ヤッター!亀甲竜が発芽した!嬉しい!
 亀甲竜は発芽するまで1ヶ月かかることもあるという記事を見かけていたし、古い種だからそう早くは発芽しなさそうだと勝手に思い込んでいたら、予想をいい意味で裏切り15日で発芽した。

発芽

 11月1日(播種後15日目)、ひとつの種から白い根っこが伸びている。パキポディウムのときと同じく、初めに根っこから伸びているから、発芽というより発根。ひとつでも発芽してくれたらバンザイだったけれど、いざ発芽するともっと発芽してほしいと欲が出る。
白い根っこがニュッ

続けて発芽

 11月6日(播種後20日目)、もうひとつ発芽した。嬉しい。初めに発芽したほうは根の付け根から紫の芽が伸び始めている。毎日もりもりと動いている様子で、観察していると楽しい。
正面は1号で右下が2号

 播種後15日目でひとつ、20日目でもうひとつ発芽した。今後、育てる過程でダメにしてしまう可能性を考えると二つでは心もとない気もするけど、今は発芽したことを素直に喜んでいよう。これからはもっと発芽&ぐんぐん生長に期待。

2014年11月3日月曜日

GoProのマクロレンズを作ってみた

GoProで「植物の開花のタイムラプス撮影」がしたかったので、マクロレンズを作ってみた。

思い立ち

過去にサボテンの牡丹玉が開花する様子をタイムラプス撮影した。


うーん、思ったのと違う!
GoProの焦点距離が遠いから、ピントを合わせるためにはレンズと被写体を離すしかない。でも、そうすると広角レンズなせいで被写体が小さくなってしまう。

鮮やかな花をもっと近くで鮮明に撮影したい!ということでマクロレンズを作ってみた。

レンズは100 均で購入

100均で虫眼鏡を購入。プラスチック製。
少しバラして接着剤でくっ付けて・・・(写真は撮り忘れた)
手元に瞬間接着剤がなかったので、セメダインを使ってみたらなかなか固まらず、接着したところが汚くなってしまった。100円なのでまあ良し!

GoProへの装着方法

GoProのレンズ周りに厚めのゴム(写真1の白いゴム)を巻き、レンズがちょうどはまるように調整した。

(写真1)完成したマクロレンズ

焦点距離と被写界深度

ピントが合うのは約50mm(写真2)
ピントが合う範囲は焦点距離±5mm程度で浅い。

(写真2)50mmぐらいでピントが合う

マクロレンズありなし比較

レンズと被写体との距離を50mmで固定したとき(写真2)のマクロレンズありなし比較をしてみた。GoProの設定は7MPのMEDIUMにした。
マクロレンズなし(写真3)では、ぼやけていることが一目瞭然である。
(写真3)マクロレンズなし
マクロレンズあり(写真4)ではリンゴマークが鮮明に見え、マクロ撮影に成功している。しかし、画角が狭まり四隅にマクロレンズの端の影が見えてしまっている。MEDIUMでこれなので、WIDEにすると一層目立つ(画像はない)。
(写真4)マクロレンズあり

まとめ

焦点距離50mmで被写界深度はかなり浅いため活用状況は制限される。しかし、目的は「植物の開花のタイムラプス撮影」実現なので、あまり気にならなそう。何より、Amazonで探すとウン千円するマクロレンズ(Amazon検索「GoPro マクロレンズ」)が100円でそれっぽくできたことを思うと、多少の制限なんて気にならない!

まずは試し。Billbergia"Poquito Blanco"が開花しそうなので楽しみ!

2014年10月17日金曜日

亀甲竜(Dioscorea elephantipes)の実生に再挑戦

 去年の冬、亀甲竜の種を手に入れて実生に挑戦したが、一切発芽せず失敗に終わった。というのも、播種の時期が遅かった(ほぼ春)ことや、用土を乾燥させてしまうという失態を犯したからだ。しかしながら、播種した種は発芽こそしなかったものの腐りもしなかったので、乾燥させてティッシュに包み保存しておいた。
 まるまる1年寝かせた種なので期待はできなかったけれど、種の見た目は1年前とあまり変わらなかったのでリトライしてみた。

播種

 10月17日に11粒をまいた。種の埋め方は、種の部分を用土に挿して、羽根が用土から飛び出しているような形。用土は赤玉土のみで、腰水にして常に湿潤を保つようにした。
去年よりはまとも

 ダメ元ということであまり期待しないようにしているけれど、種の様子は去年からあまり変わらないように見えるから、ひとつでも発芽してくれたらとても嬉しいな。

2014年10月8日水曜日

Billbergiaの変化

ビルベルギアは夏の直射日光に当てると焼けてしまうそうだ。

 ビルベルギアと過ごす初めての夏。試しに遮光しない環境で直射日光にガンガン当てた結果、いろんな変化が観察できた。
 特に変化の分かりやすかった、'Las Manchas'、'Poquito Blanco'、'Rings of Saturn'の3種を紹介する。


Billbergia 'Las Manchas'
8月中旬
全体的に赤茶色でスポットはまばら
まだ幼い様子の子株
10月上旬
子株が親株と同じくらいの大きさになった
葉は赤みが強まり鮮やかな桃色スポットが目立つ
 'Las Manchas'の親株はほとんど成長しておらず、色の変化もほとんどない。しいて言えば、筒の付け根の白いにじみが大きくなった。一方で、子株は大きさ、色の変化共に著しく、特に色は鮮やかで見栄えのする姿となった。



Billbergia 'Poquito Blanco'
8月中旬
鮮やかな緑に散らばる白いスポットが素敵
緑と白は1:1ぐらい?
10月上旬
うっすら桃色が出ましたが焼けました
白スポットがにじむように増え、鮮やかな緑色は失せました
 'Poquito Blanco'は焼けた。鮮やかな緑が失われ、白のスポットはにじむように広がった。葉のふちにうっすら桃色が伺える。個人的には8月中旬の色合いのほうが好き。



Billbergia 'Rings of Saturn'
8月中旬
緑の地色に白いライン
10月上旬
地色は赤紫色に、白いラインは心なしかくっきりに
白いスポットがちらほら
 'Rings of Saturn'は緑から赤紫色へ一変してしまった。何より驚きなのは、毎日見ていたのにも関わらず、写真で見比べるまで変化にまったく気付かなかったこと。アハ体験。また、ほんの少しだけ、スポットが現れてきた。“土星の環”っぽさが増したように感じる。


全体を通して

 今回、分かりやすく焼けたのは'Poquito Blanco'だけだが、他の種をよく観察してみると白いスポットの部分のみ焼けているものがあった。もしかすると、白いところは焼けやすいのかもしれない。だから白の多い'Poquito Blanco'は焼けてしまった、と。素人考えでは、黒のような色の濃い部分の方が焼けやすそうなイメージだから今回の結果には違和感があった。焼けやすさはビルベルギアの色の変化の仕組みが関わっているのかな。
 
 ビルベルギアは夏の直射日光に当てると焼けてしまうとのことだが、きちんと日光に当てることで色彩的な特徴が顕著に表れるそうだ。確かに、焼けてしまった種がある一方で、鮮やかさを増したり素敵な姿となった種もあった。
 来年はいくらか遮光した環境で育ててみようと思う。痛めちゃってごめん。

2014年10月6日月曜日

イノピナツム、グラキリウス、ブレビカウレの実生45日目

8月22日に蒔いたパキポディウム・イノピナツム、グラキリウス、ブレビカウレの45日目の様子。
5日目はこちら

一週間不在にしていたため腰水が枯れてしまい、イノピナツムはほとんどしなびてしまった。意外にもグラキリウスとブレビカウレはほとんど生き残っていた。
以前は朝日の当たる窓辺に置いていたが、9月中旬からホットヒーターの上に乗せている。温かいほうがいいかなと。調子も良くなった気がする。


イノピナツム(Pachypodium rosulatum var. inopinatum
むしろよく生き残ったと言いたい1本。他はしなびてしまったのに、どうして生き残れたのだろうか。双葉が綺麗に展開されていて調子も良さそうなので、頑張って生き残って欲しい。
寂しいポット

象牙宮(Pachypodium rosulatum var. gracilius
びっくりするほど生長している。双葉を通り越してトゲも見え始めている。根本も太ってきてとても調子が良さそう。
みんな元気ハツラツ

えびす笑い(Pachypodium brevicaule
すっかりグラキリウスに追いぬかれた。生長が遅いという評判通り。こじんまりとはしているものの、元気は良さそう。えびす笑いはずんぐりむっくりしているから、もっとセガ低い段階で双葉が展開すると思ってた。どういう風にずんぐりむっくりしていくのだろう。
ゆっくりだけど生長している

以前の写真から約一ヶ月も間を開けたから、すっかり様子が変わってしまった。