2014年7月23日水曜日

恵比寿大黒の変化

恵比寿大黒ことパキポディウム・デンシカウレ。

6月中旬に植え替えた後の変化をまとめてみた。

新しい根っこ

7月7日、根本から根っこがはえている。地面の中ではなく、地表より上の部分から根っこが伸びたのはなぜだろう。植え替えたときには、最初に植わっていた状態よりも少し浅く埋めたが、そのせいだろうか。茎と根の境目なんて分からないけれど、実は線引がされていて、本来は土の中にあるべき部分なのかもしれない。

ひょろっとした根っこが地面を目指しているようだ

落葉の兆候

 パキポディウムの育て方を調べているときに、どこかで「植え替えると、付いていた葉は落ち、新しい芽が出てくる。」と書かれているのを見た。
 
きれいな黄色
7月13日、朝起きると、葉が1枚黄色く染まっていた。新しい芽が出てくる様子は今のところないが、植え替え後の変化としては第一段階といったところか。このまま枯れてしまったら悲しいので、新芽が出てくれと祈っている。

新芽

 7月22日、新芽を確認した。6つの成長点のうち、3つから新芽が出始めている。
てっぺんの成長点
2つ目の成長点からひょっこり
3つ目の成長点の新芽は写真じゃ分からない(笑)
 ひとまずはポジティブな変化なのでほっと胸をなでおろしている。元からあった葉はすべて落ちてしまうのだろうか?落葉前の黄色い葉は綺麗なのでそれはそれで楽しみ。
 思っていたよりも生長が早いので、休眠に入る秋には本体部分の変化も分かるかな。引き続き、ぐんぐんと成長してください。



2014年7月21日月曜日

双子のパキポディウム・エブレネウム

7月5日に播種したパキポディウム・エブレネウム。
続々と発芽し、毎日楽しく観察している。

そんな中、ひとつだけ他のと違う様子のエブレネウムがいた。

双子

 ずいぶんと背の低い頃から双葉が展開する個体もあるのね、ホウ。と思ってよく観察してみると…1本の根っこから2つの茎が伸び、2つの茎それぞれに双葉と思しきものが見える。
 7月18日(播種後13日経過)の写真。
真ん中の芽、どうも様子がおかしい。
ちょっとよくわからないので、しばらく様子を見ることに。

 そして、7月21日(播種後16日経過)の様子。
他の個体と比べて、明らかにヘン。

 やはり、茎が二股に分かれている。そして、それぞれの茎の先に双葉が付いている。こういう「双子」のパキポディウムはよくあるのだろうか?分からない。
 生長スピードは他の個体と比べて遅いようだ。双葉×2を展開させるには、単純に普通よりも2倍のパワーが必要で、そのせいで生長スピードが1/2となってしまっているのかもしれない。
 なんにせよ、他とは違う姿に育ちそうなので将来が楽しみである。元気に育ってほしい。


2014年7月16日水曜日

パキポディウム・エブレネウムの発芽とその後

 7月5日に播種したパキポディウム・エブレネウム。早いもので、7月7日には発芽した。
 発芽の様子を観察していると、水を吸った種がパカっと割れて根っこが出た後、種の殻を持ち上げるようにプクッと芽が出てくる。先に種から顔を出すのは根っこだけど、いわゆる「発芽」というのはどの段階を指すのだろう。

7月6日(播種後1日経過)

 さっそく、いくつかの種は水を吸ってふっくらしている。レスポンス早いなあ。
真ん中、真ん中下、左下が膨れている。

7月7日(播種後2日経過)

一番手は7月7日に根っこが伸び始めた。他の種も水を吸って膨れているので、近いうちに中身が出てくるだろう。
真ん中の種から根が伸びている

7月8日(播種後3日経過)

一番手が発芽した翌日、他に2粒から発芽していた。早い早い。 
我先にと生長している

7月9日(播種後4日経過)

 ついに種の殻が外れて双葉が現れた。早い早い。
殻が外れて清々しい様子


7月10日(播種後5日経過)

 続々と発芽、生長している。
すこぶるいい調子

7月16日(播種後11日経過)

 ちゃんとまっすぐ育っているのと、ヘナっと横たわっているのがいる。どのこもモリモリ生長している。茎が太くなってきた。
パキポディウムの実生っぽくなってきた

 播種後、たった11日で見違えるほどに生長している。すでに個体差が感じられるので、今後の育ち方がとても楽しみ。来年まではこの鉢のままで過ごすつもりだけど、あんまり生長が早いと植え替えしないといけないかもしれない。

 またしばらくは楽しい様子見。


2014年7月6日日曜日

ユーベルマニア実生の植え替え

 5月25日に播種したユーベルマニア3種(ペクチニフェラ、プセウドペクチニフェラ、フラビスピナ)が播種後1ヶ月が経過し、1cmぐらいの大きさになったので植え替えた。

植え替えにあたり

ユーベルマニアを播種した後、その育成方法についていろいろ調べてみたところ、以下の2つのことが分かった。
  • サボテンの苗は密に植えたほうが生長が良い
  • ユーベルマニアは酸性土壌を好む
 播種した際は適当にパラパラと蒔いたので、現在はまばらに芽が出てきている。ただでさえ生長が遅いとされるユーベルマニアなので、成長速度にポジティブな効果を生む可能性があるなら、きちんと配慮したい。
 播種した用土は表層5mmをバーミキュライトにして、以下は普通のサボテン用土にしていた。これは、根が伸びれば栄養のある層に達し、そのまま大きくなるまでしばらく植え替えをしなくて良いようにしたかったからだ。しかし、その時はユーベルマニアが酸性土壌を好むことを知らなかったので、赤玉土と軽石などを混ぜた用土にしてあった。せっかくなので、鹿沼土を買ってきて、酸性寄りの用土で育てたいと思う。

植え替え

 播種した際の作業とほとんど同じである。違うのは、用土を鹿沼土ベースにしたことと、用土の表層5mmを赤玉土の小粒にしたことだ。鹿沼土ベースにしたのはユーベルマニアが酸性土壌を好むからということだが、表層の赤玉土に深い意味は無い。なんとなく、良さそうだったから。

3つの鉢に分けて蒔いていた
3種を3つの鉢に蒔いていたので、このうちのひとつに集約する。

根にバーミキュライトがついてくる
恐る恐る抜いてみると、想像していたよりもずっとしっかりしていたので、サクサクと抜いていった。

プセウドペクチニフェラの鉢でスタンバイしているペクチニフェラ
ペクチニフェラの鉢を空けて、新しい用土を詰め、熱湯消毒した。

新しいゆりかご
今回はきちんとふるいを使ったので粒が揃っていてそれっぽく見える。

整列!
奥からペクチニフェラ、フラビスピナ、プセウドペクチニフェラ。
 「ピンセットで用土に穴を開け、挿していく」なんて簡単な説明だったけれど、根っこにはバーミキュライトがついてくるし、湿り気で思うように挿さらないし、そもそも根がしょぼいから不安定だしと、なかなか思うようにはいかなかったが、なんとか目指していた状態にできた。苗と苗の間隔は少し開けすぎてしまったような気もするが、まあよしとする。

 ユーベルマニア3種は、予備としていくつか種を残しておいていた。とりあえず成功したと思われるから、残りの種も蒔いた。今回は植え替えをしない方向で、鹿沼土ベースの用土の上にうっすらと(ユーベルマニアの根は、最初はあんまり深くまでいかないようだったから)バーミキュライトを敷いた。

等間隔に、発芽した時をイメージして蒔いた
植え替えが吉と出るか凶と出るか。楽しみ。

2014年7月5日土曜日

パキポディウム・エブレネウムの実生に挑戦

以前からずっと気になっていた「パキポディウムの実生」にいよいよ挑戦する。

挑戦する種

初挑戦のお相手となるのは、パキポディウム・エブレネウム(Pachypodium rosulatum var. eburneum)。パキポディウム・ロスラーツムの白色変種である。
 そもそもパキポディウムに花を咲かせたことがない(そもそも1年以上育てたのは光堂だけ)身にとって、最初のパキポディウム実生にはあまり適していない?ようにも思うが、タイミングが良かったので、エブレネウムで挑戦してみる。

まさかこの種になるとは

播種にあたり

「播種する用土は軽いほうがいいから鹿沼土を混ぜる」と教わったので、鹿沼土を混ぜた用土の表面にバーミキュライトを敷いた。ユーベルマニアの実生ではこれで成功したので、今回も基本的には同様の方法で臨む。
 発芽した時、来春まで植え替えない予定なので、用土はそのまま育てられるような配合にした。赤玉土と軽石ベースで、少し鹿沼土、マグアンプ少々。

播種

等間隔で16粒を蒔いた

サボテンのときとは異なり、きちんと並べて蒔いた。パキポディウムも密にしたほうが生長がよくなるのだろうか?パキポディウムの実生をしている方のブログを拝見すると、ひとつひとつを単独で育てているようだったので、来春までは各々がのびのびと成長できるような間隔にしたつもり。


1日後

真ん中上と下の種が膨れている
 播種した翌日、種をよーく見てみると、いくつかの種は水を吸ったのか膨れている。蒔いたときはカピカピだったのに、明らかに膨れている。
 
これは楽しみだ!


2014年7月3日木曜日

ビルベルギア(Billbergia)に一目惚れ

「ビルベルギア」という名前さえカッコいい。

ネットをぼーっと眺めていたら、とんでもなくカッコいい植物を見つけた。
その名もBillbergia 'Darth Vader'(ビルベルギア ダースベイダー)
ダースベイダーの名のとおり、深みのある濃い紫色の葉、宇宙のようなスポット模様。
筒のような植物体に綺麗に並んだトゲ。
さっそく、一緒に見つけたまた違う雰囲気のビルベルギアと共にお招きしました。

想像していたより大きい
まず、左側の緑に白い縞々は

Billbergia 'Rings of Saturn'(土星の環)
'Estrella' x vittata

その名の通り、土星の環のような模様が素敵です。トゲも立派です。
土星の環
そして、右の深い紫色が

Billbergia 'Darth Vader'(ダースベイダー)
'La Noche' x 'Domingos Martins'

渋い...!表面は深く濃い紫色にうっすらと繊細な白い帯。内側はべったりとした緑。
ダースベイダー
どちらも根っこがないのに元気そうなので不思議です。
どうやって立ってたんだろう

細身のダースベイダーには、根本にコブのようなものがありました。
もしかして脇芽でしょうか?今後が楽しみです。
コブ?
 発根させるにはミズゴケを巻くと良いとのことなので、ひとまずこんな感じで様子を見ることにします。
発根を狙う

ビルベルギアについていろいろ調べてみると、同じ品種でも環境によって色味がかなり違ってくるみたい。我が家の環境ではどんな姿を見せてくれるのか、とても楽しみ!